Cookie マネージャを使う

cookie とはいくつかの Web サイトによって利用される小さな情報の塊です。あなたがそうしたサイトを訪れた時、そのサイトはあなたのブラウザに、一つまたは複数の cookie をあなたのコンピュータのハードディスクに保存するように要請することがあります。その後、あなたがそのサイトに戻ったとき、あなたがブラウザはその cookie をサイトに送り返します。

cookie を利用する Web ページをロードする前に、ブラウザはページの cookie を次の二つのことをして扱います:

このセクションでは:

ブラウザがどのように cookie を扱うか指定する

サイトごとに cookie を管理する

cookie を表示する

cookie を削除する

 

ブラウザがどのように cookie を扱うか指定する

cookie 設定項目を設定することによって、そして cookie マネージャを利用することによって、ブラウザがどのように cookie を扱うかを指定することができます。

  1. [表示] メニューを開いて [設定] を選択する。
  2. [Privacy and Security] カテゴリーの下の、 [Cookie] を選択する。(もしこのサブカテゴリーが何も表示されない場合は、クリックしてリストを開いて下さい)
  3. 次のラジオボタンの一つをクリックして下さい:
  4. Web サイトが cookie を保存しようとしているときに通知を受け取りたい場合は、 "cookie を受け付ける前に警告を表示する" を選択して下さい。

 

サイトごとに cookie を管理する

cookie 設定 (上記ステップ 4 をご覧下さい) で、 "cookie を受け付ける前に警告を表示する" を選択した場合、 cookie マネージャでサイトごとの cookie 管理をすることが出来るようになります。

サイトが cookie を設置したいと要請しいているという警告を受け取った場合、 "Yes" をクリックして許可するか、 "No" をクリックして拒否することができます。また "この決定を保存します" というオプションを選択することもできます。

"この決定を保存します" を選択した場合、サイトが次の機会に cookie を設置または変更しようとする場合に警告を受け取ることはありません。またあなたが選択した "yes" または "no" はそのまま継続されます。

後に、保存した決定を変更したくなった場合は、 Cookie マネージャを使用して次のようにします:

  1. [タスク] メニューを開き、 [Privacy and Security] を選択します。そして [Cookie マネージャ] を選択します。
  2. [保存した Cookie を表示する] をサブメニューを選択します。Cookie マネージャウィンドウが、あなたのコンピュータに保存した全ての cookie の一覧を表示します。
  3. [Cookie サイトの設定] タブをクリックします。
  4. cookie を受け入れた、または拒否したサイトの一覧が表示されます。リストからサイトから削除することで、そのサイトの状態がリセットされます。次回、そのサイトを訪れた際に、サイトが cookie を設置しようとした場合、警告を受け取ることができます。

サイトごとに cookie を管理したい場合のもう一つの方法は、許可および拒否メニューオプションを利用することです。

  1. [タスク] メニューを開き、 [Privacy and Security] を選択します。そして [Cookie マネージャ] を選択します。
  2. "このサイトからの cookie を受け入れます" または "このサイトからの cookie を拒否します" をどちらか選択します。

 

cookie を表示する

Cookie マネージャを利用して cookie についての詳細情報を表示することができます。

  1. [タスク] メニューを開いて、 [Privacy and Security] を選択してください。そして [Cookie マネージャ] を選びます。
  2. サブメニューから [保存した Cookie を表示] を選択します。 Cookie マネージャのウィンドウが開き、あなたのコンピュータに保存された全ての cookie の一覧が表示されます。
  3. 特定の cookie の詳細情報を見たい場合は、その cookie をクリックします。一覧の下にある表で情報が見られます。
アイテム 説明
Cookie cookie の製作者によって割り振られた名前です。
情報 この文字列は、web サイトがあなたを追跡する際の情報です。この情報には、あなたが web サイトに送ったユーザキーやユーザネーム、あなたが持っている関心、などが含まれていることがあります。
ホストまたはドメイン ここで、 cookie がホスト cookie かドメイン cookie かが判ります。
ホスト cookie は、その後サイトを訪れた際も含めて、その cookie を設定したサーバに送り返されます。サーバとはインターネット上のコンピュータのことです。 web サイトはサーバの上に置かれています。
ドメイン cookie とは、その cookie を設置したドメイン内のあらゆるサイトに送り返されます。サイトのドメインとは、そのサイトの URL の一部で、 netscape.com や washington.org などのように、団体、企業、または学校の名前を含んでいます。
パス これはファイルのパスです。 cookie が web サイトのメインページからではなく、特定の部分から送られてきた場合、パスが示されます。
サーバの安全 ここでは、 cookie がセキュリティを強化したサーバから送られてきたのかどうかを示します。 cookie がセキュリティを強化したサーバから送られてきた場合、その cookie はセキュリティを強化した接続 (http) を通してのみサーバに送り返されます。セキュリティを強化した cookie を送る前に、ブラウザは接続を確認し、安全な接続が確立されない限り送信しません。
期限切れ これは cookie の機能が停止した日にちと時間を表します。ブラウザは定期的に使われなくなった cookie をあなたのコンピュータから削除します。

 

cookie を削除する

重要: cookie を削除する場合、このセクションに書いてあるステップに従ってください。コンピュータ上の cookie ファイルを直接編集しようとしないで下さい。

あなたのコンピュータから cookie を削除するには:

  1. [タスク] メニューを開き、 [Privacy and Security] を選択します。そして [Cookie マネージャ] を選択します。
  2. サブメニューから [保存した Cookie を表示] を選択します。 Cookie マネージャのウィンドウが開き、あなたのコンピュータに保存された全ての cookie の一覧が表示されます。
  3. 削除 cookie を選択して、 [削除] をクリックするか、 [全ての Cookie を削除] をクリックします。

いったん削除した cookie が再び受け入れられるのを防ぐこともできます。

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パスワードマネージャを使う

多くの web サイトが、サイトに入る際に、ユーザ名やパスワードを入力するように求めます。例えば、あなた個人の経済情報を含んでいるような個人的にカスタマイズされたページや web サイトでは、ログインするように求められます。

あるサイトであなたが設定したユーザ名やパスワードは、その際との管理者には読むことができます。これが気になる場合、登録したサイトごとに別々のパスワードを設定したとお考えになるかもしれません。残念なことに、自分がこれまでに使ったパスワードを一つ一つ思い出すというのはとても難しいことです。

パスワードマネージャは、あなたのユーザ名やパスワードをあなたのコンピュータ上に保存して、あなたが登録したサイトへ行くと自動的に入力してくれます。

このセクションでは:

パスワードマネージャにユーザ名とパスワードを記憶させる

自動的にユーザ名とパスワードを入力する

パスワードマネージャを有効/無効にする

保存されているパスワードを表示し、管理する

 

パスワードマネージャにユーザ名とパスワードを記憶させる

ある web サイトであなたのユーザ名とパスワードを入力した際、ダイアログボックスに次のような質問が表示されます: "パスワードマネージャにこのログオンを記憶させますか?" 次のオプションから選択できます:

パスワードマネージャはあなたのユーザ名やパスワードをあなたのコンピュータ上にファイルとして保存します。そのファイルは、侵入者によって読まれる可能性がないわけではありません。暗号化技術であなたのユーザ名やパスワードを保護するための情報は、 保存された機密情報を暗号化する をご覧下さい。

 

自動的にユーザ名とパスワードを入力する

パスワードマネージャを使って、 Web ページのあなたのユーザー名やパスワードを保存する場合、次にその Web ページを訪れたときにパスワードマネージャがページのログオンスクリーンで自動的にあなたのユーザー名やパスワードを入力します。

 

パスワードマネージャを有効/無効にする

パスワードマネージャは標準で利用可能になっています。機能を停止する場合には:

  1. [編集] メニューを開き、 [設定] を開きます。
  2. [Privacy and Security] カテゴリーから [パスワード] を選択します。 (もしサブカテゴリーが何も表示されない場合は、クリックしてリストを開いて下さい)
  3. [パスワードマネージャ] セクションで、 "ログインに必要なサイトのパスワードを記録する" の選択をはずして、パスワードマネージャの機能を停止します。

 

保存されているパスワードを表示し、管理する

保存しているユーザ名とパスワードの一覧を見るには:

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フォームマネージャを使う

web ページの多くは入力しなければならない欄を持っています (例えば、オンラインショッピングの注文欄、情報データベース、などなど)。

フォームマネージャは、名前、住所、電話番号、クレジットカード番号など、記入欄を埋める際に必要な個人情報を保存します。そして、 web サイトがそのような記入欄を表示したときには、フォームマネージャが自動的に入力してくれるのです。

このセクションでは:

フォームから情報を保存する

自動的にフォームに入力する

フォームマネージャの自動通知機能

Web サイトに個人情報を提供した場合、どうなるのでしょう?

 

フォームから情報を保存する

あなたがオンラインの記入欄を埋めたとき、フォームマネージャは通常、記入欄を検出し、あなたが入力した個人データを保存するできるようにします。すぐにフォームマネージャは自動的に入力できるだけのデータを蓄積します。

個人データを保存する方法には二種類あります:

フォームマネージャはあなたの個人データをあなたのコンピュータ上にファイルとして保存しますが、そのファイルは侵入者に読み取られる可能性がないわけではありません。暗号化技術であなたの個人情報を保護するための情報は、 保存された機密情報を暗号化する をご覧下さい。

 

自動的にフォームに入力する

オンラインフォームを自動的に入力するには:

  1. 入力したいオンラインフォームのある場所に行きます
  2. [編集] メニューを開き、 [フォームを前もって記入] を選択します。

 

フォームマネージャの自動通知機能

フォームマネージャは、あなたがオンラインフォームに記入したことを検知して、その情報を保存するようかどうかを尋ねるように設定されています。このプロンプトを表示しないようにするには、次のようにします:

  1. [編集] メニューを開き、 [設定] を選択します。
  2. [Privacy and Security] カテゴリーにある、 [フォーム] を選択します。 (もしサブカテゴリーが何も表示されない場合は、クリックしてリストを開いて下さい。)
  3. [フォームマネージャ] セクションで、 "フォームを完成させたとき Web ページからのデータを保存する" での選択を解除します。

 

Web サイトに個人情報を提供した場合、どうなるのでしょう?

あなたの名前、電話番号、電子メールアドレス、など個人情報を提供した場合、 web サイトは自由にその情報をデータベースに保存し、利用することができます。サイトはこうした情報をあなた向けのサービスの向上に役立てたり、あなたが関心を持っている分野に的を絞った広告を出せるようになります。 またサイトは、集めた情報を他の会社に売ることもできます。

web サイトの privacy policy を確認することで、そのサイトが集めた情報がどのように扱われるのかを知ることができます。

オンラインフォームで個人情報を提供する前に、その会社を信頼できるかどうかを判断しなければなりません。ちょうど通信販売の申込書にクレジットカードの番号を書き込む前に、その会社が信頼できるかどうか判断するのと同じです。

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保存された機密情報を暗号化する

あなたがパスワードマネージャかフォームマネージャを使ってパスワードや個人情報を保存している場合は、このような機密情報はあなたのコンピュータはファイルに保存されます。そのファイルは読み取ることが困難ですが、不可能なわけではありません。

あなたのコンピュータを誰かが使っても気にならない場合は、これ以上のセキュリティは必要ないでしょう。しかし、もし他の人が許可なくあなたのコンピュータを使う可能性がある場合は、悪意を持った人があなたの機密情報を保存しているファイルを解読してしまう可能性があります。

より強固なセキュリティのために、機密情報を保存しているファイルを暗号化して保護したいと思うかもしれません。暗号化することで許可のない人が保存されたあなたの機密情報を読み取ることはほぼ不可能になります。

このセクションでは:

保存された機密情報を暗号化する

マスターパスワードを設定する

マスターパスワードを変更する

マスターパスワードからログアウトする

マスターパスワードを忘れた場合はどうするか

 

保存された機密情報を暗号化する

保存されたあなたの機密情報を保護するために暗号化機能を利用可能にするには:

  1. [編集] メニューを開き、 [設定] を選択します。
  2. [Privacy and Security] カテゴリーのもとで、[パスワード] を選択します。(サブカテゴリーが表示されていない場合は、クリックしてリストを開いて下さい。)
  3. [暗号化と隠蔽化] セクションで、 "機密データを保存する際に暗号を用いる" を選択します。暗号化機能を解除するには、このチェックマークを解除します。
  4. [OK] をクリックします。前もってマスターパスワードを設定していない場合は、新しいダイアログボックスが表示され、マスターパスワードを設定するプロセスをガイドします。

 

マスターパスワードを設定する

保存されたあなたの機密情報を暗号化するという選択をした場合、マスターパスワードを設定しなければなりません。暗号化が選択された状態で、保存された機密情報が必要なサイトにアクセスした場合は、ブラウザを使用している間に最低一回はマスターパスワードを入力するように求められます。

暗号化を選択して、マスターパスワードを設定していない場合は、初めて機密情報を保存しようとしたり、利用しようとする際に、マスターパスワードを設定するようにプロンプトが表示されます。

 

マスターパスワードを変更する

  1. [タスク] メニューを開き、 [Privacy and Security] を選択します。そして [パスワードマネージャ] を選択します。
  2. [パーソナルセキュリティパスワードを変更] をサブメニューから選択すると、[マスターパスワードの設定] ダイアログが表示されます。
  3. あなたが現在使っているマスターパスワードを入力します.
  4. 新しいマスターパスワードを入力し、パスワードを再入力します。
  5. [OK] をクリックする。

 

マスターパスワードからログアウトする

普段は、ブラウザを立ち上げ、保存してある機密情報を使う際に、マスターパスワードを尋ねられます。しかし、マスターパスワードからログアウトして機密情報が保存したり、利用したりするときに必ず入力しなければならないようにすることもできます。この機能は、一時的にあなたがコンピュータから離れて誰も使わない状態になることがある場合に便利です。

マスターパスワードからログアウトするには:

  1. [タスク] メニューを開き、 [Privacy and Security] を選択します。そして [パスワードマネージャ] を選択します。
  2. サブメニューから [ログアウト] を選択します。

 

マスターパスワードを忘れた場合はどうするか

もしマスターパスワードを忘れてしまった場合は、リセットをしなければなりません。この場合、これまでパスワードマネージャやフォームマネージャによって保存された機密情報を全て削除しなければなりません。これはあなたのオリジナルのマスターパスワードがないと保存された情報が利用できないからです。

マスターパスワードをリセットするには:

  1. [タスク] メニューを開き、 [Privacy and Security] を選択します。そして [パスワードマネージャ] を選択します。
  2. [パーソナルセキュリティパスワードを変更] をサブメニューから選択すると、[マスターパスワードの設定] ダイアログが表示されます。
  3. ガイドに従ってマスターパスワードを変更します。

保存されているパスワードやその他の機密情報を変更するには:

保存されていた個人情報を削除した後、パスワードマネージャに保存されていたユーザー名やパスワードを思い出して、 Web サイトを訪れたときに入力できるようにしておかなければなりません。

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6/12/2001


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