このセクションでは、 Web パスワード設定パネルの使い方を解説します。このパネルをまだ開いていない場合は、次のステップに従って下さい:
パスワードマネージャは、あなたのユーザー名やパスワードをあなたのコンピュータに保存し、 あなたの個人情報を要求するサイトを訪れた時、あなたに代わって情報を自動的に入力します。 個々のサイトへの上書きの仕方や、保存されたパスワードを表示したり管理したりすることを含めた、 パスワードマネージャの使い方についての詳細情報は、 パスワードマネージャを利用する をご覧下さい。
パスワードマネージャを利用できるようにして、あなたのユーザー名やパスワードを自動的に保存し、 必要に応じてあなたの代わりに情報を入力できるようにするには、 Web パスワード設定パネルの "ログインに必要なサイトへのパスワードを記憶する" というチェックボックスを選択します。
パスワードマネージャを解除するためには、同じチェックボックスの選択を解除します。
パスワードマネージャやフォームマネージャを利用してパスワードや個人情報を保存している場合は、 これらの機密情報があなたのコンピュータ上にファイルとして保存されます。このファイルは、 侵入者が読み取ることは困難ですが、不可能ではありません。このような方法での情報の保存を、 "隠蔽化" と言います。
より安全な保存方法は、パスワードを保存したファイルを暗号化して保存します。 暗号化をすると、権限をもたない人物があなたの保存した機密情報を読み取ることは、 ほとんど不可能になります。
あなたのコンピュータに保存された機密情報を暗号化するには、 Web パスワード設定パネルにある "機密データを保存する際に暗号を用いる" というチェックボックスを選択します。 以前に マスターパスワード を設定していない場合、 ここでマスターパスワードを設定するように求められます。設定は画面に表示される指示に従って下さい。 どのような手順に従うのかについては、 保存された機密情報を暗号化する をご覧下さい。
機密情報を暗号化する機能を解除して、暗号化までせず隠蔽化するだけにするには、 チェックボックスの選択を解除します。
このセクションではマスターパスワード設定パネルの使い方を解説します。 このパネルが表示されていない場合は、次のステップに従ってください:
このセクションでは: |
マスターパスワードは、あなたのセキュリティデバイスを保護します。セキュリティデバイスとは、 暗号鍵や証明書のような、あなたの身元証明に関連した機密情報を保存するソフトウェア、 またはハードウェアのことです。例えば、 ブラウザはビルトインのソフトウェアセキュリティデバイスを持っており、 コンピュータの設定がなされていれば、 スマートカードのような外部のセキュリティデバイスを利用することもできます。
ブラウザにビルトインされているソフトウェアセキュリティデバイス用のマスターパスワードは、 あなたのマスターキーをも保護しています。マスターキーは、電子メールパスワード、 Web サイトパスワードや、 パスワードマネージャやフォームマネージャによって保存された機密情報を暗号化する際にも利用されます。
あなたのマスターパスワードを設定または変更するには、マスターパスワード設定パネル (または[タスク]メニューを開いて、[privacy and security]、[パスワードマネージャ]、 そして[マスターパスワードを変更]を選択します)にある[パスワードの変更]をクリックします。
そして[マスターパスワードの設定]ダイアログボックスで、次の情報を入力します:
セキュリティデバイス:それぞれのセキュリティデバイスごとに別々のマスターパスワードが必要です。 例えば、もしあなたが自分の証明書を保存するために複数のスマートカードを試用している場合、 それぞれのスマートカードごとに別々のマスターパスワードを設定しなければなりません。 複数のセキュリティデバイスが利用可能な場合は、[マスターパスワードの設定] ダイアログボックスのトップにポップアップメニューが表示され、 あなたが変更したいパスワードを持つデバイスが選択できるようになります。
元のパスワード:既存のマスターパスワードを変更する場合は、 まず始めにそれまで使用していたパスワードを入力する必要があります。 正しくパスワードを入力しないと、[OK]をクリックしたときに、 "入力されたパスワードは正しくありません" というメッセージが表示されます。 もしこのメッセージが表示された場合は、パスワードは変更されず、はじめから入力し直さなければなりません。
新しいパスワードを入力:この欄に新しいパスワードを入力します。
新しいパスワードを再度入力:新しいパスワードをもう一度入力して下さい。 始めに入力したパスワードと完全に同じパスワードを入力しないと、[OK]ボタンがクリック可能になりません。 [OK]ボタンがクリック可能にならない場合は、新しいパスワードを入力し直して下さい。
ソフトウェアセキュリティデバイス用のマスターパスワードにアクセスできたり、 予測できるような人があなたのコンピュータを利用した場合、 その人はあなたになりすまして Web サイトにアクセスできる可能性があります。 これは非常に危険な場合があります。 例えば、インターネット上で投資情報を管理している場合です。
ですから、想像することが難しいマスターパスワードを設定することが大切になります。 パスワード品質メーターを利用して、あなたが入力したパスワードが、長さや大文字/小文字/数字、 そしてシンボルの使い方の観点からあなたのパスワードの質を大まかに確かめることができます。 さらに詳しいガイドラインとして、オンラインドキュメントの 良いパスワードを設定するには をご覧下さい。
あなたのマスターパスワードを安全な場所に保存しておくことも大切です。 ただし、 簡単に他の人がアクセス できない ような場所に、です。 もしこのパスワードを忘れると、あなたのコンピュータに保存されているパスワードや証明書を必要とする Web サイトといった、大切な情報にアクセスできなくなる可能性があります。
パスワードマネージャを利用しているけれど、証明書を利用していない場合、 そしてマスターパスワードが設定されている場合、 新たにブラウザが起動して、パスワードマネージャやフォームマネージャを使用して個人情報を入力する場合にのみ、 パスワードを入力するように求められます。
個人証明書を利用している場合、どのくらいの頻度でマスターパスワードを入力するかをコントロールできます。 これらのオプションを選択する際に考慮する必要のある項目を次に挙げます:
この設定では、個人の暗号鍵データベースや、最後にデータベースを使用してから一定の空白期間があった場合に、 証明書マネージャがマスターパスワードを要求するようにできます。この設定は、 あなたが暗号化をサポートする Web サイトとの間で機密情報のやり取りをする場合に効果的です。
ただし、この設定では他の人があなたに成りすまして署名付電子メールを送る、 という状況に対してはほとんど対応できないことに留意して下さい。
7/9/2001
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